新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、収入が不安定になっている人も少なくないでしょう。例えば飲食業や観光業など大きなダメージを受けた業種も少なくありませんが、実はCOVID-19において最前線で尽力してくれている医療の世界でも影響があるようです。

㈱医師のともが行った「お金に関するアンケート調査」をもとにして、医師の年収の変化をみていきましょう。

2019年の医師の年収はいくら?

2020年、まさにCOVID-19の影響を受ける年の年収の前に、まずは2019年の年収について見ていきましょう。㈱医師のともが行った「お金に関するアンケート調査」の結果から、2019年度の年収を世代別に比べてみます。各世代で最も多い年収は以下のようになっています。

2019年度の医師の年収一覧(世代別)

20代:1,000万円以下(86%)
30代:1,001万円~1,500万円(52%)
40代:1,001万円~1,500万円(38%)
50代:1,501万円〜2,000万円(29%)
60代:1,001万円〜1,500万円(28%)
70代以上:1,001万円〜1,500万円(38%)

2019年度の年収について(出典:㈱医師のともの調査より)

60代の医師では年収1,001万円〜1,500万円が最も多いのですが、一方で3,000万円を超える割合が12%となっています。また40代~60代は30%以上が年収2,000万円を超えていることもわかりました。