30代、40代の人から見れば人生の先輩でもある60歳。でも人生100年といわれる現代においては、還暦を迎えた「還暦人」にとってもまだまだ人生を楽しめる時間がたっぷりあります。そこで還暦人が考えるこれからの人生への備えを、「若いうちからしておいた方がいいこと」と捉えてみます。そうすると何をすべきかが見えてきそうです。

還暦を迎えても気持ちはまだまだ若い!

還暦は人生の節目の1つになり、「おじいちゃん・おばあちゃん」というイメージがあるかもしれません。でも実際のところ、還暦を迎えた当人たちはその実感があまりないこともわかっています。

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険㈱)調べの「2020年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」で「還暦の実感がわかないか?」と質問したところ、「非常にあてはまる」は43.2%、「ややあてはまる」は32.0%で、「あてはまる」の合計は75.2%となったのです。実に7割以上の人が還暦の実感がなく、「まだまだ現役」「人生これから」と考えていることがわかります。