割り切った環境に身を置く
一方、年収600万円の家庭はどのようなケースが多いのでしょうか。
「我が家は私のパート代を入れても600万円代後半という感じなので、子供のお受験などは早くから頭に入れていませんでした。私立中学が魅力的なことは理解していますが、うちは夫婦ともに高校まで公立で育ち、それが嫌だったかというとそうでもないので身の丈に合った生活でいこうと話しています。そもそも、娘は地元が大好きなので『みんなと違う学校に行く』ということは頭にないと思います。
今までも自分より裕福な生活をしている人を見ることは当然ありました。羨ましいと思うこともありますが、上を見始めたらきりがない。向上心がないわけではありませんが、ない袖は振れませんから。教育費として学資保険などしていますが、これも無理のない範囲で。家族旅行も年に一回程度できているので、平均的な幸せだと思って暮らしています」