「平均値」だけでは見えないことも・・・

30歳代は平均貯蓄額が730万円ある一方で、平均負債額が1395万円。負債の方が倍近く多いですね。

一方で60歳代以降になると、退職金を受取るケースも多く、貯蓄額は2000万円を超えていきます。そして、住宅ローンの返済がいったん落ち着くことなどから、負債額は200万円を切ります。

現役世代では、貯蓄額がある程度あったとしても、住宅ローン返済中という世帯は多いでしょう。加えて、子どもの教育費がかかる時期にも重なります。よって、貯蓄額は多いけれど、日々の生活はカツカツ・・・というご家庭は少なくないでしょう。

また、「平均値」は、貯蓄の多い一部の層によって引き上げられている、という点も頭に入れておいていただければと思います。