その他では、「ユニクロ」「GU」を展開するファーストリテイリングが1年3カ月ぶりに上場来高値を更新したことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ソフトバンクグループ(9984)
- エムスリー(2413)
- ファナック(6954)
東宝が連日で年初来高値を更新するなど堅調な株価が続いた映画関連銘柄ですが、後場に松竹(9601)が今期業績(2021年3月期)見通しを▲175億円の大幅な最終赤字と発表。直後から売りが殺到して一時▲8%安に迫る急落となり、東宝や東映(9605)も引きずられる様に下落しました。
また、前日に複数の官民金融機関から約4,000億円の追加融資実施が報じられた(注:正式発表ではない)ANAホールディングス(9202)は、寄り付き直後は買い戻されたものの市場の評価は低く、最後は下落しています。
その他では、前日に2期連続の最終赤字となることを発表したサイゼリア(7581)が一時▲8%安に迫る急落となり、すかいらーくホールディングス(3197)や壱番館(7630)など他の外食株も総じて大きく値を下げたことが目を引きました。
なお、精密機器株への売りも継続し、リコー(7752)、キヤノン(7751)、ニコン(7731)、コニカミノルタ(4902)が連日で安値更新となっています。
葛西 裕一