老後資産格差とは

金融資産保有世帯だけでみた結果と、金融資産を保有していない世帯を含んだ結果では大きく変わっていることが分かりました。

では具体的に保有額の割合をみていきましょう。

まずは金融資産保有世帯で確認してみます。

  • 100万円未満:4.5%
  • 100~200万円未満:5.3%
  • 200~300万円未満:4.2%
  • 300~400万円未満:5.1%
  • 400~500万円未満:3.6%
  • 500~700万円未満:7.7%
  • 700~1000万円未満:6.8%
  • 1000~1500万円未満:12.8%
  • 1500~2000万円未満:7.5%
  • 2000~3000万円未満:11.9%
  • 3000万円以上:20.2%
  • 無回答:10.4%

金融資産保有世帯ではなんと3000万円以上の割合がもっとも高く、2000万円以上の割合が3割強となっています。

では金融資産を保有していない世帯も含めるとどうでしょうか。

  • 金融資産非保有:23.7%
  • 100万円未満:3.5%
  • 100~200万円未満:4.0%
  • 200~300万円未満:3.2%
  • 300~400万円未満:3.9%
  • 400~500万円未満:2.7%
  • 500~700万円未満:5.9%
  • 700~1000万円未満:5.2%
  • 1000~1500万円未満:9.8%
  • 1500~2000万円未満:5.8%
  • 2000~3000万円未満:9.1%
  • 3000万円以上:15.4%
  • 無回答:7.9%

こちらは金融資産を持っていない世帯の割合がもっとも高くなっています。

このように貯蓄が充分にある方と無い方の差が顕著に出ていることが分かります。

金融資産となっているのは、貯蓄額として出ている金額には現金として保有する預貯金以外の金融商品が含まれるためです。