肉で元気を取り戻したロビン

筆者は何のためらいもなく、代々飼う猫にドライフードを与えています。そのため、飼い主は犬や猫に本当に肉を与えているのだろうかと疑問に思い、ペットを飼う友人に尋ねてみました。

たとえば友人宅のメスのシーズー犬、ロビンは缶詰入りのエサを食べて大きくなりました。年齢を重ねるにつれ、友人は、社交的だったロビンが少しずつ引っ込み思案になるのが気になり始めます。

年を取ったにしても、少しでも以前の元気を取り戻してほしいと、知り合いに勧められるままに地元のブティック・ペットフード・ブランドの肉を与えてみたのだそうです。

すると驚いたことに、ロビンは徐々に活発さを取り戻していったのだそうです。もちろん以前同様とまではいきませんが、それでも遊ぶ時は元気に、とことんまで遊ぶようになったと友人はにこにこ顔で話してくれました。

さらに病気などで獣医に連れていく回数も減ったそう。治療費や薬代はばかにならないだけに、飼い主の財布にも利点があったといえそうです。

友人によれば、肉を与えるように勧めてくれた知り合いは、ロビンの不活発さは缶詰入りのペットフードに含まれる添加物や保存料からくるのではないかと考えているのだそう。あくまでも個別の例ではありますが、結果的にロビンは肉のペットフードに代えたことで体調を整えることができ、元気になったのだろうというわけです。

牧畜業が盛んなニュージーランドでは、大手メーカーだけが肉を原料としたペットフードを製造しているわけではありません。友人が買い求め、ロビンに与えたペットフードを作ったような、規模は小さいながらも肉のペットフードを専門的に、そして丁寧に製造するブティック・ブランドが各地に点在しています。

手近なところにあるブティック・ブランドを選べば、ペットが口にするフードは添加物のない肉であると同時に新鮮さというメリットも加わり、犬猫の健康に貢献してくれるのでしょう。

クローディアー 真理