犬や猫がとるべき栄養素の代表であるたんぱく質。たんぱく質を多く含む肉を与えるメリットを、 筆者の友人や地元の獣医などが教えてくれました。歯をきれいにし、息も匂わなくなる、アゴがしっかりする、体全体の免疫力を高める、元気になる、性格が穏やかになるといった効果が期待できるのだそうです。

米国・カナダ・英国でも肉のフードが増えつつある

ペットフード製造メーカーと、原材料を支給する企業とが集まった国内組織「ニュージーランド・ペットフード・マニュファクチャラーズ・アソシエーション(NZPFMA)」の調べによれば、肉を与えているという猫の飼い主は約11%を占め、現在もじりじりとその割合は上がっているといいます。

一方、ドッグフードでは約32%。犬のだいたい3分の1が肉を常食としていることになります。

ちなみに最も購入されているキャットフードは缶詰やパック入りのもので、全体の約46%。売れ行きは安定しているとのこと。ドッグフードではドライフードで約36%。これは現在減少傾向にあるのだそうです。

ペットフードとしての肉の人気はニュージーランドに限ったことではありません。米国のペットフード・インダストリー・コミュニティは、ペットフードの専門家が情報交換を行うための団体です。

同団体が米国、英国、カナダのペットフード事情を調査したところ、肉を与える飼い主はやはり徐々に増えているのだそうです。その一方で、従来のフードの人気は下がり気味だといいます。