もし60歳まで続けて働いていたら

独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)の「ユースフル労働統計(2019)の調査」によると、「学校を卒業してただちに就職し、60歳で退職するまでフルタイム の正社員を続ける場合(同一企業継続就業とは限らない)」男性は中学卒で2億円、高校卒 で2億1000万円、高専・短大卒で2億2000万円、大学・大学院卒で2億7000万円の生涯賃金を得るそうです。つづいて女性は中学卒で1億4000万円、高校卒で1億5000万円、高専・短大卒で1億8000万円、大学・大学院卒で2億2000万円になるという調査結果が発表されています。

男性に比べてしまうとまだまだその数字は対等ではないものの、最近は4年制大学を卒業する女性も増えたことから大学卒の女性は「みんなこんなに生涯稼いでるの⁈」とびっくりするのではないでしょうか。ただ、こちらの調査の条件である「学校を卒業してただちに就職し、60歳で退職するまでフルタイムの正社員を続ける」という条件。今の日本社会で実際にどれだけの女性がこの条件を満たすことができるのだろうか?というため息が聞こえてきそうです。