GoToキャンペーンの効果で、観光地が賑わっている様子をニュースで見ることが多くなりました。

人出に期待が高まる一方で、場所によっては閑古鳥が泣いている旅館やホテルも。全国一律に景気浮揚とは、いかないようです。

不景気な状況を目の前にすると、いつ自分にその影響が及ぶのか心配になりますね。

そのような時、生活の支えになるのは貯金です。いくらあれば安心できるか、考え方によって異なりますが、他人はいくら持っているのかは参考にしたいものです。

そこで本日は年収500万円の人が保有している貯金額について調べてみました。さっそく見ていきましょう。

年収500万円は何人いるか

令和二年9月に国税庁が発表した「令和元年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者は5225万人にのぼります。

その中で、年収300万円超400万円以下の人が890万人でいちばん多く、全体の17%を占めます。ついで200万円超300万円以下の人が多く、742万人で全体の15%となっています。

では、年収500万円の人はいったい何人いるのでしょうか。下記をご覧ください。

令和元年分

  • 500万円超600万円以下・・・5328千人(10.1%)
  • 600万円超700万円以下・・・3397千人(6.5%)
  • 700万円超800万円以下・・・2315千人(4.4%)
  • 800万円超1000万円以下・・・2554千人(4.8%)
  • 1000万円超2000万円以下・・・2286千人(4.3%)
  • 2000万円超・・・275千人(0.5%)

年収500万円超600万円以下の人は、10人に1人の割合です。

ちなみに年収600万超になりますと、その割合は徐々に減っていきます。つまり年収のボリュームゾーンは、おおむね年収500万円台までということになります。