最近は、iDeCoやNISAに代表される積み立て投資や、未成年でも開設できる投資用口座に注目が集まっています。中でもジュニアNISAは、少額から投資可能で非課税枠も80万円と小さめなことから、子供に資産運用を教えるのに最適である、と考えている家庭も少なくありません。
小学6年生の男の子の父親、Mさんは、息子が小学5年生のときに息子名義の口座を開設、ジュニアNISAを始めました。
「小学4年生の正月、息子は親戚からたくさんお年玉をもらい、その総額が4万円弱になったんです。息子はそのお年玉でゲームソフトを1つ購入、残りは貯金する、と言いました。そこで『お金を貯めるのではなく、増やしてみないか?』と提案したんです」
「お金を増やす」という言葉に反応した息子。Mさんは早速息子とふたりで銀行へと出向き、担当の人に「ジュニアNISA」について詳しく説明してもらいました。
「担当の方の説明も上手だったので、息子も『やってみる』と乗り気に。リスクの説明もされましたが、どこまでわかっているのやら…。それも勉強と思い、お年玉の残りと月々の小遣いの一部を合算する形で、月々3,000円の積み立て投資をしている息子を見守ってきました」