出品者もいい加減売り切りたいと思っている
9月の時点でアウターを出品している人は、昨年の冬、もしくは春先からずっと出しっぱなしにしていることも少なくありません。半年以上売れていないことになるので、「もう誰か買って!」と思っているでしょう。
出品者本人が新しいアウターを買おうとしているケースもあって、その資金にするために売り切りたいと考えることもあります。そのため値下げ交渉も受けてもらいやすくなるのです。値切るなら、10月です。
買い手側の競争が激化していない
アウターが本格的に動き出すのは、11月や12月に入ってからです。冬本番になって、アウターなしでは過ごせなくなるからです。その時期になるとアウターを探している人が増えて競争が激化します。逆に10月の時点では、アウターを狙っている人はまだ少ないので、競争が激しくないのです。
欲しいアウターが狙える
競争が激化していないということは、商品も売り切れになっていないことが多く、自分が狙っているアウターを買える可能性も高くなります。冬本番になると、人気のアウターはすぐに売れてしまうこともザラです。
冬本番になると出品者が値段を上げてくる
本格的な冬になるとアウターの需要が高くなるため、出品者が値段を上げてしまうこともあります。例えば10月の時点では4万円のアウターがあったとき、商品説明を見ると「11月になったら1割値上げします」と書かれていることも。
冬になれば競争が激化するので、多少強気になっても売れることを出品者は知っているのです。
10月は体感気温がそれほど高くない
アウターの売買が増えてくることと、体感温度には関係があると筆者は考えています。というのも、やはり「ああ、寒いな」と感じると「アウターを着よう」となり、その流れで「新しいアウターを買おうかな」となることが多いと思うからです。
「ああ、寒いな」と感じるのは地域によってタイミングが違いますが、10月ではまだそれほど広い地域ではないと思います。そのため多くの人が感覚的に「アウターを着る」ことにならないので、逆に10月が狙い目ということになります。