「音楽」よりも「雑音」が集中力を上げるワケ
自宅よりもカフェなどの話し声や雑音で溢れている場所で勉強や仕事が捗る、という人は少なくないのでは?
「音楽」も「雑音」もない、まったくの無音状態の方が集中できるのではないかと考える人も多そうですが、実は人は無意識に「何かの音を探して聞いてしまう」習性があるのです。なので、まったくの無音状態の中では、時計の音やキーボードのタイプ音など、何気ない音にも気を取られやすくなってしまいます。
静かすぎる環境では、かえって集中できなくなってしまうケースがある、ということです。
そこで、気が散る原因となるような音を包み込んで聞こえづらくしてくれる、適度な「雑音」が集中のカギとなります。このような様々な周波数を含む音を「ホワイトノイズ」といいます。
例えば、カフェで聞く換気扇やエアコンの「サー」という音、雨が「ザー」と降る音や川のせせらぎなどの自然音などが、その周波数を持つといわれます。
わざわざ雑音のある環境に出向かなくても、パソコンやスマートフォンのアプリなどで「ホワイトノイズ」と検索すると、無料で流すことが可能です。自分が心地よいと感じるホワイトノイズを探してみてみましょう。
心地よい作業環境を作るカギは、心地よい「音環境」なのかもしれませんね。
【参考】
「雑音で集中力がアップする!?自宅以外で仕事がはかどる意外な理由」CROSS OFFICE
「安眠のための“ホワイトノイズ”が話題らしい」TBSラジオ