厚生年金と国民年金の受給額から必要な貯金額は
ここまで厚生年金と国民年金の受給額や受給者数を確認してきました。
では、老後は年金の他にいくらあれば安心でしょうか。
昨年話題となったのが「老後2000万円問題」で、老後は年金収入の他にざっくりと2000万円が足りなくなるというものでした。
この2000万円の数字の根拠となるモデル世帯の年金収入は約21万円となっており、支出と相殺すると5.5万円の赤字が出て、それが30年続くと約2000万円不足するというものでした。
この世帯に誰もが当てはまるわけではありません。
また、この2000万円は持ち家が前提となっており、家賃はほとんど含まれていませんし、老後必要となる可能性が高い介護費用も考慮されていません。
共働きのご夫婦がふたりとも厚生年金に加入されていらっしゃれば、退職金等も合わせると老後は充分だというご家庭もあるでしょう。
それ以外で老後の備えが不十分だと感じていらっしゃる方、老後も賃貸でとお考えの方、国民年金の方は現役で働けているうちのお金の増やし方がポイントになりそうです。
