老後も続けたい資産運用

さてここまでで、老後資金にご不安を感じられた方で資産運用に取り組んでいるという方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

日本人は預貯金や保険が好きだと言われているのはご存じの方が多いと思いますが、それは銀行や郵便局にお金を預ければ利子がついて勝手に増えていた時代の恩恵を受けている方の場合です。

今は預貯金に対する利子はほとんどありませんから、預けているだけではお金は増えていきません。

少し前の常識は変化しつつあるのです。

今後は自分も働きながらお金にも働いてもらう時代が当たり前になってくるでしょう。とくに今回のコロナ渦で、資産運用に対する関心は高まっているようです。

初心者の方でも始めやすいのは国の制度を使った資産運用ではないでしょうか。

iDeCoは自分で積みたて自分の年金をつくる国の制度です。

また、NISAは長期の資産形成を目的としてつくられた国の制度となります。

どちらも税制のメリットを受けながら少額からでもつみたて投資が出来ますので、資産運用をはじめる導入にするのはおすすめです。

また、自分で証券会社の証券口座を開設して投資信託をはじめると、つみたて投資が出来る上に年齢制限や運用期間の制限もありませんので、老後も資産運用を続けることが出来ます。

よくある共通認識として、老後を迎えたたらそれまでの貯蓄や運用商品をすべて現金化して引き出してしまうということがあります。

資産運用に時間をかけるほど資産が増えていく金融商品もありますので、老後も運用を続けながら少しずつ資産を取り崩していくことをおすすめします。