不動産に関連する民間資格

次に、不動産に関連する民間資格について見ていきましょう。

不動産コンサルティング技能検定

不動産コンサルティング技能検定は、不動産投資顧問業などを営む方が取得しているケースが多いです。この資格を取得、登録するためには、宅建士の資格を保有しており、かつ実務経験が5年以上必要となります。

建設業経理検定

建設業経理検定は建設業経理の資格試験です。建設業経理士(1・2級合格者)は、建設業関連の会計知識と会計処理のスキルを持つ、建設業経理のプロです。日商簿記と似ていますが、建設業に特化した会計処理のスキルを示す資格ということになります。

建築業の経理は非常に特殊です。そのため、建設業で事務系の仕事に従事している人が受験するケースが多いです。

賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士は、賃貸の管理業を行う人のための資格です。

実はこれまで、第三者の賃貸不動産の管理を請け負うための資格はなく、誰でも管理業をすることができました。しかし、これまで任意の登録制度であった「賃貸住宅管理業者登録制度」が令和3年6月までに義務化されることになっています。

そして、この「賃貸住宅管理業者登録制度」に登録するための要件として、6年以上の実務経験か、賃貸不動産経営管理士の資格が必要になると言われています。

これは決定事項ではありませんが、恐らく実務経験がない場合の登録資格要件として、賃貸不動産経営管理士を置くことが必須になるのではないかと思います。

不動産実務検定

不動産実務検定は日本で初めての不動産投資専門の民間資格として、一般財団法人日本不動産コミュニティーが監修・認定をしており、不動産投資の実務ノウハウを「いつでも」「どこでも」「誰でも」学ぶことができます。

それぞれの内容は、

  • 2級は賃貸経営の実務ノウハウ
  • 1級は不動産投資の実務ノウハウ
  • 最上位資格であるマスターで不動産コンサルティングのスキルと知識

を学べるようになっています。