初めて自分専用のスマホを持ち、自分のアカウントにメッセージが届くのが嬉しくて、夢中になる気持ちは大人にも理解できます。しかし、SNSの中には偽アカウントや架空アカウントも紛れ込んでいます。親としては、気軽に友達になったり、フォローすることで起こり得る危険があることを教えることが大切でしょう。
「信用できると思ったらリアルで会っても良い」?
スマホを悪用した事件のニュースを見るたびに、筆者がずっと違和感を抱いていたのが「SNSで知り合った人と会う」という行為です。自分が子供のころは、親から「知らない人についていったらダメ!」と言い聞かされ、自分の子供にもやはり同じことを繰り返し言っています。
ところが、「SNSで知り合った人でも信用出来ると思ったら、リアルで会っても良い」と回答した※子供は41%、保護者は25%という結果で、約4割の子供はSNSで知っているだけの人に会うことに抵抗がないという結果でした。
保護者の25%という数字も気になりますが、子供が事件に巻き込まれないように、親子でしっかりギャップを埋めておく必要がありそうです。
※「そう思う」と「ややそう思う」の合計
大人よりもスマホとうまく付き合っている子供世代
子供のスマホ利用において、大人はどうしてもスマホ依存やトラブルといったマイナス部分に目が行きがちです。
その一方で、子供世代はスマホのある生活に慣れ親しんで育ってきているだけあって、大人が考えている以上にスマホを器用に使いこなしているという、以下のような結果も出ています※。
- 「友達とのコミュニケーションに良い効果があった」 子供74% 保護者45%
- 「家族内でコミュニケーションに良い効果があった」 子供50% 保護者34%
- 「学校や塾の成績など、勉強面に良い効果があった」 子供36% 保護者18%
※「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計