「家事」と聞いて、まず何を思い浮かべますか?

料理や掃除、洗濯などを挙げる人が多いでしょう。最近ではこういった家事を夫婦で分担する家庭も増えてきていますね。

「でも、なぜか妻の不満は溜まる一方…」なんて話、たまに聞きませんか?

それ、夫婦間で「家事」に対する認識が違っているのかもしれません…。


「名もなき家事」=家事の「マネジメント」、5割以上が妻。

内閣府が公表した令和2年(2020年)版「男女共同参画白書」の「家事・家庭のマネジメントの分担」によると、ほとんどの項目で5割以上が妻の負担となっていることがわかりました。

ただし、ここで間違えないでほしいことがあります。

「家事の分担」ではなく、「家事・家庭のマネジメント分担」です。

家事のマネジメントとは、「食事の献立を考える」「食材や日用品の在庫の把握」「家計管理・運営」など、一般的な家事のイメージには当てはまらないもの。「名もなき家事」と呼ばれることもあります。

「イクメン」「家事男子」などという言葉が流行し、夫の家事・育児への参加が増えてきている現代。そんな中でも、「名もなき家事」はいまだに妻の担当のままなのです。