キャンプブームもマルタイの成長を後押しか
本州では日清やマルちゃんなどのナショナルブランドがメジャーですが、九州でマルタイは圧倒的な存在感を誇ります。若干ジャンルが異なりますが、東海地区の「スガキヤ」に似た存在といえるでしょう。
また、コロナ禍の前からブームとなっていたキャンプでも、棒ラーメンが重宝されています。
以前からアウトドア関係者の間では登山食やキャンプ飯として、持ち歩きにかさばらず・手早く食事の準備ができ・野外でもおいしい棒ラーメンの存在は知られていましたが、昨今のキャンプブームで裾野が広がっているようです。
コロナ禍での”テレワーク昼食”に加え、こうしたキャンプブームもマルタイの追い風となっているのではないでしょうか。
2021年3月期の第1四半期は対前年同期比で経常利益が約6倍に
今期(2021年3月期)のマルタイの決算は、第1四半期(Q1)から大幅な増益を見せています。
- 2021年3月期Q1:売上高25億円(対前年同期比+28%増)、経常利益4.0億円(同+479%増)、四半期純利益2.7億円(同+478%増)
- 2020年3月期Q1:売上高20億円(対前年同期比▲2%減)、経常利益0.7億円(同▲32%減)、四半期純利益0.5億円(同▲54%減)