9月19日(土)、20日(日)の2日間に渡り、『MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2020〜Support for Medical Professionals〜』と題したライブを東京国際フォーラムで開催したMISIA。全国の医療従事者支援のために行われたライブは、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行により逆境に立たされているエンターテインメント業界に向けても「コロナ禍だからこそ、音楽で伝えられることがある」という強いメッセージを届けました(※1)。
MISIAの活動は、決して「コロナ禍だから」行ったというだけのものではありません。これまでも様々な社会問題に対して、自らの音楽を通じて声を上げてきたのです。ホールライブの大成功を収めたMISIAはどのようなメッセージを私たちに伝えているのでしょうか。
(※1)Instagram MISIA オフィシャルアカウント:misia.official_
「医療従事者支援」に向けた、早期のアクション
日本国内でも猛威を振い、未だなお感染収束のめどがたたないCOVID-19。多くの人の生活に影響を及ぼし、特に患者の対応にあたった医療従事者への負担は大きなものとなっています。日本赤十字社医療センターの調査によると、COVID-19患者の対応を行った医療従事者の3割近くが「うつ状態」になっていたこともわかりました。調査を行った医師は「医療者を精神面で支える対策が必要だ」と指摘しています。(※2)
そんな医療従事者のために、いち早く動いたのがMISIAでした。MISIAはアーティストや俳優、スポーツ選手といった著名人が社会貢献を行う窓口、一般社団法人mudef(ミューデフ)の理事を務めています。MISIAは緊急事態宣言中に自ら寄付で「mudef お弁当プロジェクト」を立ち上げ、飲食店10店舗の協力を得て、5〜6月の約2ヶ月で5,000個のお弁当を医療機関へ届けたのです。(※3)(※4)
多くの医療従事者から「元気がもらえた」という声が寄せられたこのプロジェクトは、10月にも再始動することが発表されています。また9月19日(土)、20日(日)に開催されたライブでは、急遽チャリティマスクの販売も実施。より多くの人が寄付に参加しやすくなるよう、ライブ終了後もオンラインストアで販売を続けています。(※5)
MISIAの支援はその場限りのものではなく、未来に続いていくものなのです。これまでのキャリアの中でも、MISIAは多岐に渡り社会的な活動を行ってきました。