記憶に新しい2019年の紅白歌合戦の姿も、また違ったメッセージを発信したと話題になりました。紅組のトリを務めたMISIAは、ステージ上でLGBTを象徴するレインボーフラッグを掲げました。さらにパフォーマーには「ドラァグクイーン」と呼ばれる女装家のダンサーたちが登場し、女性=紅組、男性=白組という概念を覆すようなメッセージを強く届けました。(※7

この演出はMISIAにとっては特別なものではありません。ドラァグクイーンのパフォーマーは、MISIAのライブツアーに20年以上前から登場、ステージには欠かせない存在です。近年では2019年にLGBT支援のコンサート「LIVE PRIDE」に出演、2020年にはオンラインで開催された「東京レインボープライド2020」のトークセッションに参加しています。

MISIAにとってのレインボーカラーを掲げたパフォーマンスは、LGBT支援の声を上げるだけはなく、表現者として当たり前のものではないでしょうか。