住居や生活スタイルに合った年収
それでは、約7割の既婚女性が「夫が500万円から800万円ほどの年収があれば自分は専業主婦になれる」と考えている背景には、どのような考えがあるのでしょうか。
「600万円あれば子供一人なら満足な暮らしができそう」
子供にかけるお金、特に食費や教育費は家計の多くの割合を占めるものです。子供が二人欲しいのであれば、当然その金額は増します。もともとご夫婦が一人っ子を希望しているのであれば、これくらいで足りるのでは、という考えのようです。
「子供は一人で、教育費やレジャー費まで考えると700万円」
「ただ食べさせられる」「最低限の教育費」ではなく、心のゆとりまで考えて満足できる金額はいくらか?としたとき、その希望金額は上がるというのもうなずけます。
「東京に住んで家賃を払って、子供を私立に行かせたら1000万円では足りない。2000万円くらいあれば」
調査の中で「1000万円から2000万円欲しい」と回答した人は全体の約2割ほどでした。物価が高く、家賃や教育費が最もかかるといわれる都心での生活を考えると、年収1000万円ではたりないという考えの人も一定数いるようです。
「年収がおおいにこしたことはないけれど、そもそもの生活水準が低ければ500万円でもやっていける」
反対に、地方で暮らしていて家賃はそこまでかからず、お米や野菜といった食費も自宅で栽培したり貰えるのでそんなにかからない。また、私立中学や高校という選択肢もない地域で暮らすのであれば、500万円あればくらしていけるといった意見も。やりくり次第ではこの中から家族旅行もいけるといった方もいらっしゃいました。