「個性」として認めていく

どんなに優れた個性や資質を持っていても、自分自身が理解していなければ、それらを最大限に発揮することはできません。相手の気持ちを察し、気を配ることはもちろん素晴らしいことですが、気を遣いすぎて自分自身が辛い思いをしては、生きづらさの解決にはならないでしょう。

HSPは生まれ持っての気質です。そのため、「HSPである」ということと上手につき合っていく必要があります。対処の方法としては、自分自身で限界を知ること。その限界を超えそうになったなら、自分から「刺激の量を減らす」「刺激を予測する」などの行動を起こすことが、自分を守ります。

淳さんのように「HSPである」と周囲に伝えることは、生きづらさを感じる場面で「HSPの人だから、そんな風に感じるんだね」と、深刻にならず対処できるというメリットもあります。もっとも大切なことはHSPを個性として認めていくことなのでしょう。