新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、小学生の子どもたちの学習環境にも大きな影響を与えています。長期にわたった休校措置、授業の遅れを取り戻すために出される多くの課題・・・。以前に比べて家庭学習が占めるウエイトが大きくなったと感じる人も増えているようです。
この先、秋から冬にかけての感染拡大状況によっては、同様の休校措置が今後も再びとられる可能性も否定できません。子どもたちが自ら前向きに勉強に取り組み、力を伸ばしていけるような学習習慣を身に付けてほしいと願う親は多いでしょう。子どもの学習意欲アップのために、みんなはどんな取り組みをしているのでしょうか。
日々の宿題のサポートは母親が中心…算数は父親の割合が比較的高めに
株式会社バンダイが2020年2月に発表した「小学生の宿題に関する意識調査」によれば、子どもたちの「宿題の相談相手」として学習をサポートしているのは、すべての教科において「母親」が多く、全体の約6~7割を占めていたのです。
宿題の内容についての相談、解答の丸つけ、音読の練習相手など、母親に見てもらいながら毎日の宿題をこなしている子どもたちが大半のよう…また、算数の宿題については、相談相手として「父親」を挙げた回答が他教科より多く、全体の16.5%となっています。
学童や放課後スクール・学童クラブの職員、塾の講師や上のきょうだいに宿題を見てもらっている子も少数ながらいますが、日々の宿題を中心とする小学生の家庭学習において、母親が重要なサポート役であるのは間違いなさそうです。