向上心を持って取り組める子に育てるための3つのポイント

毎日の宿題を見ながらママたちは、子どもに意欲的に勉強に取り組み、力を伸ばしてもらいたいと思っていることでしょう。学力をつけるために「塾に入る」「進学校に通う」などの選択肢もありますが、子どもの力を伸ばす方法は決してそれだけではありません。

家庭学習における親子の関わり方を意識することで、子どもたちの可能性をどんどん広げられるはずです。そのために重要とされるのが「待つ」「褒める」「肯定する」という3つのポイント。

① 「待つ」

まず1つ目は「待つ」ことです。

「まだ宿題を始めないの?」「早く机に向かいなさい」と、つい子どもを急かしてしまう人も少なくないのでは…。けれど、勉強に取りかかるスイッチが入るタイミングには、個人差があるものです。親から催促されることで、かえって子どもたちがやる気を失ってしまわないよう、自分から取り掛かるのを待ってみましょう。

② 「褒める」

そして2つ目は「褒める」ことです。

大人だって、周囲から評価されたり認められたりするとモチベーションの向上につながりますよね。同じように、子どもたちも褒められれば褒められるほどやる気がアップします。

「宿題をきっちり終わらせた」「以前は読めなかった漢字が読めた」などのちょっとしたことでも「すごいね!」「そんなこともできるなんて、びっくり!」と言葉や態度で褒めてあげましょう。

自分の頑張りや成長を見ていてもらえたという喜びが、子どもたちの「もっと頑張ろう!」という向上心につながって、学習への意欲も高まっていきます。

③ 「肯定する」

最後は「肯定する」ことです。

いわゆる「頭の良い人」は、自己評価が高い傾向にあると言われます。子どもたちの「これが気になる」「やってみたい」という意志を尊重して、どんどん挑戦させてあげてください。自分の興味や関心を肯定してもらえた子は、次々と新たな知的好奇心を抱くようになり、様々な分野の学習に前向きに取り組んでいくはずです。