2000万円に含まれないもの、その2

50代は年収がピークを迎えるとも言われており、老後前に生活水準が高くなっている傾向にあるいようです。

一度慣れてしまった生活水準を、老後になっていきなり下げるということは難しいのではないでしょうか。

となれば必然的に老後資金もそれなりに必要ということがお分かりいただけるでしょう。

生命保険文化センター令和元年度「生活保障に関する調査」(令和元年12月発行)によると、ゆとりある老後の生活資金が毎月いくら必要かのアンケート結果が確認できます。

4014人にとったアンケート結果は、平均で月36.1万円となっています。
また内訳は下記のようになっています。

  • 20万未満・・・2.8%
  • 20万~25万未満・・・7.3%
  • 25万~30万未満・・・10.6%
  • 30万~35万未満・・・20.8%
  • 35万~40万未満・・・9.5%
  • 40万~45万未満・・・10.8%
  • 45万~50万未満・・・2.9%
  • 50万円以上・・・15.6%

この結果から分かることは平均の金額が約36万円に対して、40万円以上必要だと答えている方が全体の3割程度いらっしゃることから、老後必要資金はかなりの個人差があるということです。

仮に平均の金額である約36万円で老後を20年過ごす場合、いくら必要になるのかを確認してみましょう。

(36万円-21万円(年金収入))×12ヶ月×20年=3600万円
※年金収入は金融庁レポートの高齢夫婦世帯をモデルにしています

平均値でもこの金額です。ここはぜひ自分ごととして考えてみてください。