車で送ってあげられたらどんなにいいか…
「休校期間が明けて、また毎朝長い道のりを歩く日々が始まったのですが、数日経ってから娘に変化が現れました。毎朝『学校に行きたくない』と泣くようになってしまったのです」
本来なら小1にとっての入学から夏休みまでの期間は、勉強そのものより登下校を含め学校生活に慣れるためにあるようなもの。しかし、今年は登校日数が少なかったため、Tさんの娘さんもまだまだ学校へ通うということ自体に慣れていないようでした。休校前にはなかった変化が現れ、Tさん自身も「どうすればいいのか…」と悩んでしまいました。
「毎朝泣く娘を諭し、なんとか出発させる日々が続きました。通学中の生徒の数が増える場所までは一緒に歩いているのですが、別れ際になると『お腹が痛い』と言って学校の方向へ進もうとしないことも。『学校まで一緒に行こう!』と提案してはみるものの、それすら嫌なようで、どうしたものかと本当に困ってしまいました。保育園のときみたいに、車での送迎が基本ならすごく楽なのになと思います…」
親の送迎が当たり前だった保育園時代。打って変わって自分の足で通うことになる小学校ですが、親たちの中には『車で送るほうが楽だ』と考える人も少なくないのではないでしょうか。