今年の春に進学を迎えた人のなかには、新型コロナの影響で、まだ新しい生活に慣れることができないという人も多いのではないでしょうか。特に、遊びメインだった幼稚園・保育園から小学校へ上がり、ガラッと環境が変わった新1年生には、まだまだペースがつかめない子もいます。
今回は、新1年生の登校にまつわるエピソードをご紹介。学校までの距離が長く、毎日泣きながら登校する我が子を、どんなふうに見守ってあげるべきか悩んでいるTさんの葛藤に迫ってみましょう。
学校まで片道1時間! ランドセルや荷物の負担も
今回ご紹介するのは、今年の春に小学校へ上がった女の子を持つTさんのエピソード。今まで子どものことでそれほど頭を悩ませたことがなかったというTさんですが、我が子が小学校へ上がると同時に目の前に大きな壁が立ちはだかることになりました。
Tさんの子どもが通う小学校は、自宅から大人の足で歩いても30分以上かかる場所にあります。子どもの足、ましてやまだ体の小さい新1年生では、学校まで片道1時間近くかかるそう。