無駄話、とくに生産性のない愚痴が多い

最後は、金融機関で働く20代のDさん。「いろんな先輩から愚痴の連絡がある。席まで来て20分も30分も立ち話をしていく人もいるし…。断れない私も悪いのだけれど、その先輩たちが社内でそこそこ権力を持っているお局さんたちだから余計に困る」のだそう。

「うちの部長はそのお局さんたちに弱いから、どんなに私の手が止まっていても知らんぷり。挙句の果てに『トコトン相手をしてやってよ。オレのところに来られたらたまったもんじゃないよ』と言われて呆れた」とため息をつきます。

ほかの先輩も自分に火の粉が降りかかってくるのを恐れてか、「先輩の愚痴を聞くのも後輩の務めだよ」と言われるのだとか。Dさんがなんとかその愚痴に対して「こうしてみては?」と提案しても「でも」「だって」と何も行動に移さない、まさに生産性のない愚痴が続くのだそう。

Dさんは「自分がゴミ箱にされているような感覚になってきた。愚痴をさんざん吐き出して、向こうはすっきりでもこっちはムカムカするし、仕事も溜まって残業。ストレスが溜まって仕方ない」と嘆きます。こんな会社で働いていると、気がめいってしまいそうですよね。

おわりに

どんな職場にも困った人はいるものですが、そういう人をうまくあしらって仕事をしていかなくてはなりません。もし今、誰かに足を引っ張られていると感じるのであれば、何とか回避したり反撃したりすることを考えてもいいかもしれませんね。

大塚 ちえ