利益に税金がかからない仕組みを活用する

資産づくりの中で一つネックになるのが、税金です。株や投資信託で儲かった場合、利益の約20%の税金がかかるのです。つまり、1万円の利益が出たとしても税金で2,000円ちょっと取られてしまいますので、手取りは8,000円もありません。仕方のないことですが、2割強も税金が引かれてしまうのは少し残念ですよね。

そうした税金がかからない口座がNISA口座、つみたてNISA口座です。この2つの口座なら利益にかかる約20%の税金が非課税になるので、1万円儲かれば1万円手取りとして受け取れるのです。

ただし、大きな違いとして押さえておいてほしいのは、株式投資をするならNISA口座を開設する必要があるということ。つみたてNISA口座で購入できるのは一定の基準を満たした投資信託のみで、株は対象外になります。

また、NISA口座とつみたてNISA口座の併用はできず、それぞれ年間の限度額が異なります。それを踏まえたうえで、ぜひNISA口座とつみたてNISA口座の開設を検討してみてください。税金で約20%も取られていては、なかなかお金がふえていきません。

国外の投資対象にも目を向ける

株や投資信託を始めようと思っても、最初は「どうやって選べばいいの?」と疑問に思うかもしれません。「知らないものは怖い」とアメリカの株を避ける人もいますが、日本よりも外国の株式のほうがパフォーマンスがいいというのは珍しいことではありません。