最後に老後資金。こちらも収支やライフスタイルによりますが、一般的には夫婦で3,000万円、ひとり世帯は2,000万円必要といわれています。1人当たり1,500~2,000万円ですね。
投資は必要なのか?
1. 必要資金を貯蓄で全て捻出できる?
前述した必要資金を合計すると、まずは生活防衛資金3か月~1年分、5年以内に用意したい金額は結婚・出産費用の300万円程度。続いて子供の教育費1,100万円、老後資金1,500~2,000万円、合わせて2,900~3,400万円(生活防衛資金を除く)です。
また、自宅を購入する場合には、追加で500~900万円、合計で3,400~4,300万円+生活防衛資金を用意する必要があります。
この金額を全て貯蓄や保険、両親からの金銭的支援などで賄えるかどうか、一度シミュレーションしてみるとよいでしょう。
2. 投資をしたほうがよいのか?
貯蓄だけでは難しいとなると、投資をすべきか考える方もいるでしょう。結論からいうと「リスク許容度」、つまりどの程度の不確実性を受け入れられるかによります。
金融商品の代表的なリスクには、経済状況や企業業績で変動する「価格変動リスク」、企業の倒産や国の破綻確率で変動する「信用リスク」、為替相場の変動による「為替リスク」などがあります。