夫婦の真実は、傍から見ても分からないものです。実は家庭内では険悪な雰囲気なのに、傍から見ると仲良し夫婦に見えているかもしれません。

不倫という言葉は耳にしていても、実際は少数派でごくごく稀な話だと思っていました。どこかドラマや漫画の世界の話だと…。でも、実際には周りにも居たのです。夫の不倫に悩み、現在はそれを乗り越えている人が…。

ある日の電話で…

当時、筆者は悩んでいました。実は夫との関係が上手くいっていなかったのです。というのも、その時の夫はモラハラに近い言動で、物理的な暴力はなかったにしても、夫から受ける攻撃に筆者は心身ともに疲れていました。

「こんな人じゃなかったのに…」そう思い悩む日々でしたが、子ども達の前では気付かれないように無理して元気に振舞っていました。あまりにも深刻で、自分の親に話すことはできず、身近なママ友にも相談することもできず、1人で抱え込んでいたのでした。

後に、当時の夫の言動は「バセドウ病」という病気によるものだったと判明したのですが、通院を開始してから投薬で元の夫に戻るまでは、かなり悩んだのです。

その悩んでいた時期、どうしても1人では抱えきれなくなり、ある友人に連絡を取りました。その友人は小学校時代からの幼なじみで、お互い故郷を離れ遠方に住んでいたため、なかなか顔を合わせることはできませんでしたが、気が向いた時に何の気負いもなしに連絡を取り合う、そんな大事な友人でした。

愚痴とも取れるであろう、その時の筆者の抱えきれない心の中を、少しでもいいから誰かに聞いて欲しい…そう思って彼女に連絡しました。