株式や為替などの投資を始めた初心者にとって、投資情報の収集は欠かせません。その際、どの投資情報を活用するべきか悩むところですが、投資の成果であるリターンを最大限高めるために日々のコストは抑えたいというのが、多くの投資家の思うところでもあります。
そこで今回は、無料で読むことができる投資関係のメルマガをご紹介します。
メルマガが便利な理由
そもそも、投資情報の収集にメルマガが便利と言うと「え、いまさらメルマガ?」と感じる方も多いのではないでしょうか。スマートフォンが普及し、アプリも簡単に使える時代にあえてメルマガというのは少し古い感じがします。ところが、メルマガは次のような便利さがあるのです。
- 定期的に送信されてくるので見忘れが少なくなる
- テキスト中心の情報でアプリを起動しなくても読むことができる
- 自分で好きな時に読むことができる
メルマガそのものに目新しさはありませんが、定期的に送られてくる情報をどこでも簡単に確認できるという便利さは見逃せません。以下で具体的に投資に便利なメルマガをご紹介していきます。
【その1】日経新聞のメルマガはとりあえず登録すべし
日本経済新聞のメルマガは、株式および為替の個人投資家にとっては必須の情報源です。それはなぜでしょうか。たとえば、上場企業の決算内容の推測記事が決算発表の前に報道されることもあり、そのことで株価が動くことがあります。
決算内容についての観測記事が事前に報道され、決算発表後にその記事を振り返ってみると記事内容の精度が高いことがよく分かります。記事内容の精査・判断については最終的には投資家に任されますが、日本で最も有力な経済新聞ですのでもれなく確認しておきましょう。
日経のメルマガを登録するためには、「日経ID」を取得する必要があります。日経IDを取得すれば登録会員向けのメルマガを読むことができますが、日経新聞の記事を全て読むためには有料購読する必要があります。あたりまえですよね。しかし、日本経済新聞の購読料は日経電子版の場合で月額4,200円と決して安くはありません。
ただし、ネット証券に口座を開設すればお得に日経の記事を読むことができます。以下のリンクを参照してお得に投資情報を入手してください。
【その2】世界の投資情報はWSJとバロンズ
日経新聞でも海外市場動向の把握はできますが、米国など海外主要市場の動向は、やはり現地の主要メディアの方に分があります。米国について外すことができないのはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)でしょう。海外企業動向は日経よりも詳細ですし、外国人から見た日本経済や金融政策についての視点が勉強になります。
>>ウォール・ストリート・ジャーナルのニュースレター受信登録へのリンク
WSJを抱えるメディアのコングロマリット、ダウ・ジョーンズ社の傘下には、株式専門紙バロンズ(BARRON'S)もあります。バロンズはファンドマネージャーへのインタビューなどを通して、その時々に株式市場で何が注目されているかなどを知ることができます。
バロンズは有料のため、記事を読むためにはWSJ日本語版などを購読する必要があります。ただし、バロンズの一部記事だけならば、SBI証券や楽天証券といったネット証券に口座を開設すると無料で読むことができるので、お得に投資情報を入手することが可能です。
ちなみに、証券口座を開設するのは無料です。つまり証券口座を開設すれば無料でバロンズの一部記事が読めることになります。以下のリンクを参照してみてください。
【その3】マネックス証券のメルマガは充実している
ネット証券のマネックス証券は、投資情報の提供に力を入れている証券会社の1つです。メルマガだけではなく、証券口座を持つ会員向けのセミナーも多いので、多様な投資情報を入手することが可能です。証券口座を開設するのは無料ですから、ぜひお得に投資情報を入手してみてください。
【その4】Longine(ロンジン)は調査経験が長い証券アナリストの分析記事が豊富
個人投資家向け金融経済メディアLongine(ロンジン)は、2013年にサービスを開始した投資情報メディアです。主な執筆陣は、国内外証券会社や運用会社で調査や運用経験に長い経験を持つアナリストたちです。Longineは月額1,080円の有料メディアで、Longineの有料会員になれば過去記事は読み放題です。
一方、メルマガ登録自体は無料です。メルマガに登録するとLongineが推奨する銘柄レポートが1本無料で提供されます。メルマガではLongineアナリストが推奨した銘柄に関する記事リンクが届くため(記事公開後)、自分の興味がある記事があれば有料会員になるのも選択肢の1つでしょう。
また、Longineでは1本216円で記事ごとの購入もできますので、気になる記事だけ購入することも可能です。
また、Longineの特徴の1つとして、企業IRコンテンツが充実しています。様々な企業のトップマネジメントインタビューが多数掲載されています。これまでも、オムロン、ダイキン、オリンパス、パナソニック、ミスミ、インタースペース、DeNA、インテージなどといった様々な業種の経営者が、Longineでのインタビューに答えています。
Longineのメルマガに登録をしておけば、こうしたインタビュー記事を記事公開後にタイミングよく読むことができます。なお、企業IRの記事は無料コンテンツです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今は、投資情報も無料でけっこう上質な内容のものが入手できる環境です。ただし、情報が多すぎて困るという方も多いと思いますので、今回は主要な無料メルマガを中心にまとめてみました。上記の他にも、フィスコの為替メールマガジンは経済指標などの確認には便利です。
ぜひ、皆さんも自分の興味に沿ったメルマガを無料で登録して活用してみてください。また、ネット証券をうまく使うことにより無料で入手できる投資情報もありますので、そちらも挑戦してみてはいかがでしょうか。
LIMO編集部