東証マザーズ株価指数は大幅続落、売買代金は92日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は1億3,758万株、売買代金は3,135億円となり、いずれも前日より大幅増加となりました。売買代金は92日連続で1,000億円を超え、さらに11日連続で2,000億円を上回る高水準となっていますが、その多くが首相辞任報道を受けた利益確定売りだったと見られます。

実際、株価指数は一時▲6%超安まで急落し、終値も概ね▲5%安に近い急落となりました。終値は1,100ポイントを下回っていますが、それでもなお高水準と言えましょう。

JDIの工場買収発表のシャープが一時急騰、エムスリーは利益確定売りに押され急落

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • ファミリーマート(8028)
  • アサヒグループホールディングス(2502)
  • 東京海上ホールディングス(8766)

FRB議長講演を受けた長期金利上昇を好感し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など銀行株と三井不動産(8801)など不動産株が買われ、首相辞任のニュースでも値崩れせずに上昇で引けました。

また、ハイテク株では、ジャパンディスプレイ(6740)から液晶工場の買収を発表したシャープ(6753)が一時+7%高に迫る急騰となり、終値も大幅高となっています。

その他では、猛暑が当面続く見通しを受けてビール株が買い戻され、アサヒグループホールディングス、サッポロホールディングス(2501)、キリンホールディングス(2503)が揃って大きく値を上げたことが目を引きました。