コロナ禍で投資を始めた人の声

では、今年投資デビューした人たちにはどのようなきっかけがあったのでしょうか。実際の声を聞いてみましょう。

  • 知っている会社の株価が下がったのでチャンスだと思った(Aさん・20代男性・会社員)

Aさんは、「前々から投資に興味はあった。給料は簡単には上がらないので投資をして少しでもお金を増やしたいと思っていた。株取引は信用取引に手を出さない限りは、株価がゼロになる可能性はあってもマイナスにはならない。だったらいいか、と思って口座を開いた。購入を考えたのはある程度事業内容を知っている企業だったし、チャートを見たらかなり株価が下がっていたから、あとは上がるだけだなと思って買ってみた」といいます。以前から関心のあったようですが、「コロナ禍で株価が割安になった」というきっかけで投資を始めたのでしょう。

  • 友人に強く勧められた(Bさん・30代女性・看護師)

Bさんは、「看護師仲間で話しているときに『絶対、今始めたほうがいいよ!』と強く言われた。なんとなく話を聞いていると、今なら1000円とかでも始められるっていうし…。とりあえず始めてみるのも悪くないかなと思った。

周囲にお金を貯めている女性が多く、話を振ってみると『実は私もやってるよ』『医療系の会社なら知っているから買いやすい』とか『優待がお気に入りで化粧品メーカーの株を持っている』などという話がどんどん出てくる。『みんな意外とやっているんだな』ということがわかって、なんとなく始めた」といいます。

周囲に経験者がいると相談もでき、始めやすいという例ですね。「やってみよう」と思ったときが投資のチャンスなのかもしれません。