その3 タイヤ空気圧監視システム

最後に紹介するのがタイヤの空気圧を監視するシステムです。タイヤのトラブル(パンク)は、JAFのロードサービス出動理由TOP3において2位(2019年度は41万2,000件)となるほど多いトラブル(※2)

最近では燃費が良い車に乗ることでガソリンスタンドに行く機会が減っただけでなく、セルフスタンドで給油する人も多くなっています。そのため、タイヤの空気圧をこまめにチェックする人も徐々に少なくなってきました。

タイヤの空気圧が減るとパンクの危険性が上がるだけではなく、燃費の低下を招くなど弊害も出てきますからしっかりと管理したいところ。

空気圧監視システムがあればすべてのタイヤの空気圧をモニタリングすることができるため、1輪だけ妙に空気が減っていたらパンクを疑うことができますので重宝します。高級車であれば標準でこのシステムが付いていることもありますが、大半の車は装着されていません。

このシステムは主にネットショッピングで購入することができ、タイヤのバルブキャップとして取り付けることで空気圧を監視することができます。

Amazonでは安い物で数千円から購入できるものもありますが、商品によっては「技適マーク」が記載されておらず日本国内では電波法違反となり使用することができないものもあります。購入する際は技適マークの有無を必ずチェックしましょう(※3)

まとめ

運転中に降りかかってくるトラブルを回避するためのグッズは費用がかかりますが、リスクマネジメントの観点からは費用対効果の高いものもあります。

今回ご紹介したのはコストパフォーマンスに優れたものですので、検討してみると良いかもしれません。

参考

(※1)「2019年 全国カーライフ実態調査」ソニー損保
(対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする自家用車を所有し月に1回以上車を運転する18歳〜59歳の男女(10代・20代、30代、40代、50代、男女各125名)、期間:2019年10月16日~17日、方法:インターネット調査、地域:全国、有効回答数:1,000サンプル、実施機関:ネットエイジア㈱)
(※2)「よくあるロードサービス出動理由」JAF
(※3)「技適マーク、無線機の購入、使用に関すること」総務省

宇野 源一