還暦人が考える「ゆとりがある生活」のための生活費とは

還暦人は、これからの生活に必要なお金をいくらくらいと考えているのでしょうか。「生活費として最低限必要な金額」は、「20~24万円台」が26.6%と最も多く、「15~19万円台」が16.3%となり、平均額は19万9,710円との結果が出ました。

一方で「ゆとりのある生活を送るために必要な金額」を見てみると、「30~34万円台」が27.9%となり、次いで「20~24万円台」が15.8%、「25~29万円台」が11.8%となっています。平均額は28万8,399円で、生活費として最低限必要な金額の平均19万9,710円と比べると約9万円の開きがありました。

まとめにかえて

還暦人はまだまだ働く意欲があるのは、仕事を通して人と接したりやりがいを見出す目的もあるのでしょう。一方で老後2,000万円問題が話題となり、家庭の貯蓄額がこれに満たない家庭も少なくありません。

貯蓄への不安があるのは事実でしょうけれど、仕事などやりがいを持って生活していくことも還暦を迎えてからの人生には必要かもしれません。

【参考】

「2020年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」  PGF生命調べ

(調査対象:今年還暦を迎える1960年生まれの男女(以下「還暦人」)2,000名(全回答者)、調査期間:2020年6月25日(木)~6月30日(火)の6日間、調査方法:インターネットリサーチ、調査協力会社:ネットエイジア㈱)

渡辺 ももえ