還暦を迎えても働きたい!

還暦の実感がない人が7割以上いることからも、まだまだ現役で過ごしたいという気持ちが見て取れます。それを反映してか「60歳以降、何歳まで働きたいか」と59歳時点で就労をしている・していた人(1,466名)に聞いたところ、「60歳まで」は13.3%にとどまり、一方で61歳以降の年齢を回答した人の割合は86.7%という結果になりました。

還暦を迎えても仕事を続けていきたいと考える人は9割近くにのぼり、仕事への意欲ややりがいを感じていることもわかります。また仕事を続けることに関しては、お金の問題もあるのでしょう。

還暦人の貯蓄額はどれくらい?

還暦人に現段階での貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、平均で3,078万円となりました。ただし「100万円未満」が20.8%となり、最も多くの回答が集まっています。また「100~300万円未満」が11.6%、「500~1,000万円未満」が12.0%、「1,000~1,500万円未満」11.9%となっています。

現段階での貯蓄額について(出典:PGF生命調べ)

2019年に「老後2,000万円問題」が話題になりましたが、2,000万円に満たない家庭は64.8%になることがわかりました。一方で「3,000~5,000万円未満」が9.9%で、1割程度はある程度貯金額にも余裕があるようです。