「『やめたい』と泣く娘を叱責しているときにも苦しいし、レッスンについていけない娘を見るのも苦しい。娘が自分に似てくるのが怖い。幸い今のところはいじめにあってはいないようだけれど、小学校に入れば何が起こるかわからない。今から小学校進学が不安で仕方ない」と話してくれました。

いじめは本人が悪いわけではないのでしょうが、Aさんは昔のトラウマを抱え、現在も苦しい思いをしていました。娘さんが自信を持って小学校でのびのびと成長できることを祈りたいですね。

夫のFacebookがきっかけで…

「夫が子ども時代、いじめをしていたと知っていたら結婚していなかったと思う」と話すのは、関東地方在住で小学4年生と小学2年の女の子がいるBさん。そのBさん宅では、旦那さんがFacebookにお子さんの写真をアップしていたことが問題になりました。

「夫が小学校や中学校でいじめを繰り返していたみたいで、その被害にあった人から子どもの写真に対してちょっと怖い書き込みがあった。『自分の過去のことを棚に上げて、親になるなんて』みたいな…。その一件以来、夫には子どもの写真をすべて消してもらい、新しく投稿するのもやめてもらった」とのこと。

「夫が主犯ではなかったにしろ、いじめにかなり加担していたということもあって、こちらからその人に対してあまり強く言えない。私自身も短期間だけどいじめられていたことがあったから夫の行動が許せなくて、絶望的な気持ちになった」と言います。

「今、住んでいるのは夫の地元に近いので、夫がいじめていた人とどこで出会うかもわからない。あの書き込みがトラウマのようになって、2年近く経った今でも、娘の身に何かあったらどうしよう、報復に遭わないだろうかと不安になる。書き込みは止まったものの、その人がどれだけ恨みを持っているのかが見えないので本当に怖い」と頭を抱えます。