今春の臨時休校の影響もあり、多くの自治体で夏休みの短縮を決めています。依然として感染拡大の収束は見えてこず、帰省や人出のある場所に出かけるのを控えている方も多いかもしれません。

もし「コロナや熱中症が心配だけど、何もせず過ごすのも寂しい」と考えているなら、安心安全に夏休みの思い出を作る方法を試してみてはいかがでしょうか。今回は、家や身近な場所で子どもたちと一緒に楽しめ、記憶に残る過ごし方について見ていきます。

満天の星空で自然の神秘を感じる

「家にいながら簡単に夏の思い出を作りたい」と考えているなら、家族で星空を見てみましょう。自宅のベランダや庭から見上げると、空の真上の位置には夏の大三角を形作るベガ、アルタイル、デネブがあります。こうした1等星なら、周囲が多少明るくても見つけられると思います。

もう少し本格的に見たいなら、街明かりに邪魔されない近場の公園や広場まで足を運ぶのもいいでしょう。四季を問わず輝く北斗七星は、夏は北西から北北西にあります。

天体については小学4年生の理科で学ぶので、家族の夏の思い出作りと勉強の一石二鳥です。星や星座の名前はギリシャ神話にちなんだものが多く、図書館で天体だけでなく神話の本を借りて知識を増やしていく楽しみもあります。

今はスマートフォンの星座アプリを利用して星を見つけることもできます。普段、あまり夜空を見上げる機会がない子どもが宇宙のかなたで光る星の美しさを見ると、きっと感動を覚えることでしょう。

花火をするには場所選びが肝心

夏の風物詩の1つといえば花火です。残念ながら今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて多くの花火大会が中止となりましたが、短い夏を家庭で感じられるアイテムの1つがホームセンターやコンビニエンスストアなどで売っている花火セットです。