相手に気を遣いつつ、話の腰を折る

同記事(※)によると、「相手を不快にさせないように話の腰を折りなさい」といいます。通常、気持ちよく話をしている時に話しの腰を折られたら不快になるはず。でも、相手への配慮をしながら腰を折ればいいというのです。

たとえば「(飲み物の)おかわりはいかがですか?」と尋ねることで、強制的に相手の話を一時中断できます。喉が乾いていないか?を配慮されることに不快を感じることはありませんから、これで平和的に話を強制中断できます。

また、自分を悪者にするというワザも使えるといいます。「すいません、お忙しいのにすっかり話に聞き入ってしまいました!」と自分の責任で時間をかけてしまったと詫びるのです。こうすることで、相手もこれ以上同じ話を継続するのが難しくなるというのです。

時系列をたどる

一方的に話す人は、ドンドン本筋から話がそれてしまうものです。そこで有効なのは『「時系列を辿る」こと』(※)と辻口氏は言います。

「えっと、ここまでは話しましたよね」と言いつつ、本筋から外れてはいけないことを遠回しに話し手にそっと伝えるのです。こうすることで、相手は「話を聞いてもらえなかった」と不満を感じることなく、本来話をするテーマに戻ることができるわけです。