現状と向き合って試行錯誤する人

一方、どうにか借金を返済しようと副業をしたり、各金融会社に支払いについて相談したり、試行錯誤をしながら頑張っている人の多くは借金返済を実現していました。

経営者の場合には、事業内容を変更したり一部の事業を廃止したり、「どうしていまのような状況に陥ったのか?」と考えて、現状にしっかり向き合っている傾向にありました。

こういった人が借金をしたキッカケの多くは、以下のようなケースです。もし似たような状況に直面したら、注意が必要と言えるでしょう。

  • 友人を信じて保証人になったが、友人が破産手続きや夜逃げをして借金を被るハメになった
  • 友人や従業員を信じて経理を任せていたところ、使い込みや横領が発覚し、気づいたときには事業が立ち行かなくなっていた
  • 事業拡大のタイミングや内容を読み誤り、莫大な損失を被った

「口ぐせ」の差

「現状に対する意識と行動」につながっていくことの多い口ぐせにも、お金が貯まる人と貯まらない人の差は多く見受けられました。

借金を重ねていった顧客の多くがよく口にしていたのは、「どうせ」や「でも」、「だって」や「だけど」といったネガティブ発言につながる接続詞や次のような言葉です。