新たな形を目指してみることも

長年一緒にいることでお互いに遠慮が無くなり、また夫婦と言う大義名分があることでさらに遠慮の無い関係性となることは、冷めた夫婦関係に拍車を掛ける要因になりがちです。夫婦といえども元は他人であるという意識は、常に頭の片隅においておきたいものです。

パートナーは、自分とは異なる別の人間であり、相手を尊重する気持ちがとても大切であることは言うまでもありません。そのことを理解したうえで、今回ご紹介した関係性を回復する方法を心掛けてみてはいかがでしょうか。

お互い新婚当初と同じ気持ちに戻るというのは、なかなか難しいことかもしれません。ですが、同じでは無くても新しい形でお互いを認め合い、見つめ合いながら未来に進んでいける新たな形を目指してみるというのも、また夫婦の形として「アリ」なのかもしれません。

中川 雅美