シェアハウス管理人の田中顕司郎さん(右)

通常、建物を入手し、改装するために初期投資が必要ですが、一切なし。改装が終わり、備品などもすべてがそろったシェアハウスだったのです。「住人を集めるだけなら」ということで承諾し、月々7万円弱の副収入を得ることになりました。

入居者数は、田中さんを含めて6人。1人3万8000円の家賃で計22万8000円。リバ邸に収める15万円、光熱費を払った残り7万円弱が田中さんの収入というわけです。これに新たな入居ごとに徴収する2万円が加算されます。

家賃のほかに毎月1000円を徴収しますが、大半が調味料代。余ることが多く、その分は貯金し、一定額に達したところで住人全員で焼肉を食べに出かけたりしています。

また、田中さんのポケットマネーで毎月10キロのお米を購入し、入居者にプレゼント。10キロまでなら食べ放題です。

入居者募集はツイッターで

コロナ禍はシェアハウスにも及んでいます。4月以降、新規入居予定の2人がキャンセル。住人同士の距離が近いので孤独から解放される半面、三密のイメージがつきまとうため、新たな入居者も集めにくくなっているようです。

現在は、入居者4人なので赤字。ルームシェアとちがい、住人が欠けた分は管理人の負担になるのです。

元々、入居期間は2~3カ月から半年~10カ月ほどと短く、そのため住人集めには慣れていて、これまで困ることは一度もなく、コロナ騒動が収まるのを待つばかりです。

募集方法はツイッターのみなので、経費はかかりません。現代版口コミの効果は絶大のようです。