大阪府と大阪市、大阪府立病院機構「大阪はびきの医療センター」は8月4日、「ポビドンヨード」成分を含むうがい薬を使ってうがいをすると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に効果があるとの研究成果を発表しました。これを受けて早速動いたのが、やはりフリマ市場です。
その日のうちに転売が始まり、売り切れが続出しています。でもここは情報に流されることなく、冷静にならなければなりません。
ドラッグストアから消えたうがい薬
4日の吉村大阪府知事の発言を受けて、5日現在、厚生労働省は奨励するかどうかという段階ではなく、時期尚早でないかとの見方をしているようです(※1)。
ただ大阪府知事の発言によって、あっという間にうがい薬がお店から消えたのは事実です。先ほど筆者も近くのドラッグストアに買い物に行ったのですが、うがい薬はありませんでした。まるで数カ月前のトイレットペーパーのよう。そんな印象を受けました。
そして大阪府知事というインフルエンサーがうがい薬について発言したので、フリマアプリなどでは早速転売も始まっています。まさにこれもマスクや消毒液、トイレットペーパーと同じ現象です。ただ今回違うのは、うがい薬が医薬品扱いとなっており、そもそもフリマアプリに出品ができないということです。