休校期間中の授業分に加え、今年度分の授業を年度内に終わらせるのに、例年より授業のスピードは早くならざるを得ないでしょう。また、地域のコロナ感染状況によっては、子供が通う学校が臨時休校になる可能性も考慮しておく必要があります。
授業の遅れを取り戻そうと運動会などの学校行事が中止になり、夏休みだけでなく、冬休みや春休みまで短縮になる学校もあるようです。こんな時期だから仕方ないのですが、子供にとっては勉強ばかりで息抜きすることができないストレスもあるはずです。
とはいえ、学校での授業時間が少なくなったり授業のスピードが上がることへの不安を感じることも多いでしょう。その補完のために、塾や習い事の必要性が増すという現実もあるかもしれません。
おわりに
習い事を継続していくには、それなりにお金がかかります。コロナ休校中に塾や習い事の教室がどんな対応をしたかは、支払っている月謝に対するサービスが満足できる内容なのかを見極める目安にはなったのではないでしょうか。
今年の夏休みは短いですが、習い事や学校のことなど、親子でいろいろ話し合う時間にしてみるのもいいのではないでしょうか。
【参考資料】
「子どもの教育資金に関する調査2020」(ソニー生命)
「5月の実質賃金、確報値は2.3%減 速報値から下げ幅拡大」(日本経済新聞)
中野 令子