一方で、約7割の親は「教育費の負担が重いと感じている」と回答しており、子供の将来を思うあまり、必要以上に学校外教育費にお金をかけてしまう場合もあることがうかがえます。

そんな中、コロナによる収入減という現実があります。厚生労働省による5月の毎月勤労統計調査(確報値、従業員5人以上)によると、基本給にあたる所定内給与は横ばいの24万3232円でしたが、残業代などを含む所定外給与は26.3%減となっています。

テレワークに移行したことで残業代が減り、社内外の打ち合わせや出張などもオンライン会議に移行することで、さまざまな手当がカットされているのが大きな要因のようです。こうして大きく変化した働き方が今後も続き、コロナ前の給与水準に戻らないことも考えておく必要があるかもしれません。

休校中の塾・習い事、対応はさまざま

2月末に臨時休校になったのと同時に、筆者の子供たちの習い事もお休みになりました。

その中で真っ先に心配したのはそろばん教室のことでした。そろばんやピアノは継続して練習するからこそ指先が動くものです。しかし、そろばん好きを公言していたにもかかわらず、子供たちは自宅でそろばんに触ることなく1カ月が過ぎていきました。

休講中の月謝は支払っていませんでしたが、4月に入ると、そろばん教室の先生のご好意で自宅で練習するためのプリントの配布がありました。ところが、提出を強要されないと優先順位は低くなってしまい、結局手付かずのプリントが残ることに…。