急成長したカーシェア、コロナ禍で一転して斜陽産業に?

カーシェアリングとは、自動車を共同利用するシステム。自動車を所有しないという点ではレンタカーと同じですが、カーシェアリングはレンタカーより1回の使用時間が短く、使用頻度が高いことが想定されています。簡単に言うならば、クルマを所有しなくてもクルマを利用できるシステムということでしょう。

海外では、国土面積の小さい先進国などで普及が進み、近年では典型的な自動車社会である、あの米国でも徐々に普及しています。

都心部でクルマを所有することは想像以上にコストがかかる

高級消費耐久財であるクルマは、購入価格が高いだけでなく、その後の維持・保有コスト(税金、保険料、駐車場代、車検代、修理補修代、燃料コストなど)も負担になります。クルマをお持ちの方、あるいは、過去に持っていたという人ならば納得していただけるはずです。

カーシェアリングは、その運営企業の会員になれば、一定額の費用(固定費と使用実績に応じた使用料)を払うことで、こうした膨大な費用を負担することなくクルマを利用できるのです。この支払料金は、レンタカーを借りるよりも割安になることが知られています。

特に、都心部でクルマを所有するということは、想像以上に費用がかさみます。駐車場代は地方都市に比べて圧倒的に高く(ゼロが1個多くなります)、ガソリン価格もかなり割高です。さらに、地下鉄など公共交通網が充実しているため、利用頻度も低くなると見られます。

こうした点からも、今後は日本でもカーシェアリングが有望と考えられていましたが、現時点ではどうなのでしょうか?

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。