旦那の協力を得ることも大変…

「仕事は思いっきりしたいけど、子供の存在も大切」ワーママの悩みは尽きません。ワーママは、日々いかに仕事を早く片付けるかを考え、家事もいかに最短距離と最短時間で終わらせるかを考えながら進めるので気が休まる暇もありません。せめて旦那だけでも協力してもらいたい、この辛さを分かってほしい!と思いますが、実は傷口に塩を塗るだけの存在であるケースも多いようです。

「給料が同じになったら同じだけの家事をしてやるよ」前出のA子さんが旦那から言われて最もカチンときた言葉だそうです。家事労働は、家族がやればお金の発生しない作業です。しかし、他人に頼んだら「タダ」という訳にはいきません。掃除も洗濯も食事の支度も片付けも買い物も、誰かがやらなくてはなりませんし、そこを滞りなく回している人がいるから家族は日常生活が「普通に」過ごせるのです。その「普通」は、当たり前ではありません。

ワーママ1人で家事を抱え込む必要はありません。自分の手を動かさないために、どう旦那の協力を取り付けましょう。そのためには「戦略」が必要です。相手が「うん」と言わざるを得ないような誘導尋問をして、協力を取り付けて、手のひらで旦那を転がしましょう。

アラフィフのワーママはご存じのとおり、子供が大きくなると今度はママが放っておかれるようになります。中学生や高校生で部活や塾が忙しくなると、仕事から帰っても家に「誰もいない」ということになります。子供が親離れをすることで「空の巣症候群」にならないよう、自分の仕事も大事にしたいですね。

堀田 馨