他にもハマったのは、知育玩具が豊富な通信教育で提供されている、子ども用パソコン・タブレットなどのひらがな覚えの教材。立体的な遊びを楽しむ子は、ゲーム性のあるものに興味を持ちやすいようです。こういった知育玩具は、中古品を探すのも一つの手でしょう。

通常、文字は読むことから覚えるという印象がありますが、2人目の場合は「書く」から「読む」という順でした。その子に合ったオモチャや通信教育を1つずつ選ぶと、使用頻度も高くなるもの。「書く」から覚えるタイプの子には、遊びの延長線上で学べるものや通信教育の知育玩具といったプロの手を借りると良いようです。

遊び、真似、働きかけ…一番大きな「きょうだいパワー」

きょうだいが多ければ教育費がかかりますが、一方で、きょうだいがいるからこそ興味の幅が広がるともいえます。文字に興味のない2人目に、親としては興味が出る時期まで待とうという気持ちでしたが、1人目であるお兄ちゃんの働きかけで一気に状況が変わりました。

ある日、教えるのが好きな1人目が、自分のお小遣いで2人目にひらがなドリルを購入しプレゼント。ただひたすら字を書くだけのドリルですが、2人目はその日から机に向かい、毎日字を書き続け、1冊全てを終えたのです。それ以降も、2人目はお兄ちゃんと一緒に机に向かっています。

読書についても、毎晩1人目が寝る前に読書をするのを真似して、下の2人も読書や読み聞かせが習慣になりました。1人目に読み聞かせや机に向かう習慣を付けておくと、下の子たちも自然と真似するもの。きょうだいパワーが一番効果的、かつ持続するように思います。